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2021年1月11日月曜日

好戦も反戦も無知の対立に過ぎない「日米戦争を望んだのは誰か」渡辺惣樹

渡辺惣樹の著書真珠湾と原爆 日米戦争を望んだのは誰か ルーズベルトとスチムソン。表題通り真珠湾、原爆の是非、FDRとスチムソンの4個が均等に扱われているが、表題に関する驚くべき新しい情報は無かった。これまでの彼が翻訳した本や彼自身の本を読めば既知か連想が可能な事ばかり。

ただし、個人的に1点だけ面白かったのはリンドバーグとアメリカ第1主義。FDRに対する反戦組織として1940年に作られたアメリカ第1主義は1941年には80万人に到達した。

2019年10月26日土曜日

1212年の少年十字軍を描いた「インノサン少年十字軍」古屋兎丸

ハーメルン伝説(1284年)が、当時の祭の興奮から起きた事故であり、そもそも祭や笛吹きや生活が中世においてどういった事だったのかを書いてるハーメルンの笛吹き男 伝説とその世界/阿部謹也を読んでいたら、ハーメルン伝説の根拠の1つに1212年少年十字軍が紹介されていた。
そこで、副読本としてインノサン少年十字軍を見つけて読んだ。


2019年10月22日火曜日

スマホに依存する理由

まず依存と中毒は違う。
便利な道具として、鉛筆や茶碗と等しくスマホの機能に依存するのは当然だし、しょうがない。
この記事で言う依存とは中毒。
目的も利益もないのに惰性で離れられない事を指す。

さて、原因は何なんだろうか?
よく言われるし、1因として納得できるのは、人間関係。
それを否定する要素は無い。

しかし、人は何が対象でも依存/中毒になれる。
更に、この手の場合、かつてはテレビがそれだった。
恐らく、動く発光物を求めてるのではないか?

かつて狩猟時代から電気が自在になるまで人間集団の中心であった焚き火を求めてるのではないか。
焚き火もまた、周囲に人間がいる証拠でもあるし、ある程度の安全性を担保したものだ。

結局のところ、安全で人がいる場所を無自覚に過剰に求めて、自滅してる。
今のところ、この説に納得している。

    当時6000万人が死んだ出来事も現代人にとって娯楽に過ぎない世代交代の功罪

    沈没の空母・赤城も発見 水深5490M、米調査チーム
    こういった探索は素晴らしい事だと思う。
    しかし、我々現代人にとってこれらは娯楽に過ぎない。
    それ自体は全く悪い事ではない。

    だが、当時は世界で殺し合って約6000万人が死んだ。
    死者連合国枢軸国
    軍人1,700万人800万人
    民間人3,300万人400万人
    第二次世界大戦 - wikipedia
    現在この程度の娯楽に過ぎないのなら、当時これだけの人間が死んだのは何だったんだろうか。

    2019年10月18日金曜日

    今日、買った本


    STAP細胞はなぜ潰されたのか 小保方晴子『あの日』の真実
    当時、自分は小保方晴子を黒だと判断していた。
    理由は2つあり、1)研究ノートの雑さ2)記者会見の自覚的に男に媚びた態度
    その後、2016年だったかにSTAP関係が展開した。
    分野の発展と、彼女の正当性は別であり、実際のところ、彼女の不備はなんであったのか。
    また、STAP自体の現状を知るために、本書を買った。
    まだ数頁の予読だが、結論/経緯/原因と整理されて実に読みやすい。
    しかし、独立して読めるようになっているが、肯定にしろ否定にしろあの日も読まないと理解できそうにない。

    インノサン少年十字軍
    古屋兎丸の漫画。
    ハーメルンの伝説の原因と、関連した当時の世相を書いたハーメルンの笛吹き男 伝説とその世界の中に、1212年の少年十字軍がモデル説があり、自分はこの件に無知だったので、関連書籍を探したら、本作に行き着いた。

    ニューガンダムの音楽などで有名な三枝成彰がベートーベンからストラヴィンスキーまで約150年間の作家を紹介/解説してる本。
    図書館で立ち読んだら面白かったので。
    三枝成彰の音楽は知ってるが著書は未読だったのも理由。

    物語 カタルーニャの歴史 知られざる地中海帝国の興亡(中公新書)
    今なお続くカタロニア独立問題
    その問題が起きてる事実は既知でも、経済的な理由以外の原因に無知なので、良い機会と思い購入。

    2019年10月10日木曜日

    グレタとナイラ証言

    WW2は、表向き共産主義と対立する姿勢を見せながら、実際にはソ連と中国の友好を選び、かつソ連スパイに中枢を握られ、真珠湾も既知ながら黙認したルーズベルトと同じ。


    地球環境を大切にせよ。これには全く同意する。彼女は金持ちの娘だが、それを徹底的に利用して貧困を救うのも、富裕層の義務として理解できる。彼女が正論なら、彼女の功績をあげれば良いだけ。これだけの時間をかけて実現した事。これだけの予算をかけて実現した事。これを明確にするだけで、彼女が対する問題に尽力したいボランティアや健全な富裕層を味方に出来る。彼女じゃなく現実問題の解決に対して。

    彼女のやってる事は、ベトナム戦争期のヒッピーと同じ。戦争反対なのはわかる。しかし、音楽と麻薬でひきこもり、内輪の集まりで満足してるだけ。その後に彼らが巻き起こしたのは、先述のナイラ証言に通じる湾岸戦争。そして、無根拠で無価値なモノを過大評価して見せておこなった詐欺サブプライムローン


    彼女のように、トランプ反発はあって当然。アメリカ国民3億人に対して得票数はヒラリ6500万/トランプ6300万。それぞれ得票数の1割に満たない誤差での勝敗。逆に言えば健全に対立が成り立っている。半数が反対で半数が賛成なのだから。そして、なぜ半数がトランプを選んだのか。肝心なのは、そこの理解であり対立ではない。そういう意味において、反トランプ的な勢力の手詰まりとも言える。かつてアメリカが世界に対してやった方法(ナイラ証言)でアメリカに反発するというのは歴史の皮肉として面白い。

    しかし、それが何をどこまで実現するかは疑問。それこそ、香港とは全く事情が違うのだ。香港のように一般市民から世界経済にまで等しく影響するだろう問題と、一般市民を飛び越えて特権階級だけが損得する事を、まるで等しい問題のように扱うのはいかがなものか。

    2019年10月4日金曜日

    Googleの広告設定に大学院卒と評価されて嬉しい

    この記事が面白く、自分はこういうビッグデータに利用されるのは肯定的な人間なので、早速authenticatedで自分のGoogle分析を確認してみた。
    • 男性
    • 35~44 歳
    • Amazon.com
    • Android OS
    • Apple iOS
    • DMM.com
    • Kakaku.com
    • Mercari
    • SEO、SEM
    • SF 映画、ファンタジー映画
    • SF 番組、ファンタジー番組
    • Sony
    • TV ゲーム、PC ゲーム
    • TechAcademy [テックアカデミー]
    • Yodobashi Camera
    • お祝い、ギフト、祝祭日用グッズ
    • わかさ生活
    • アウトドア
    • アクション ゲーム
    • アクション映画、アドベンチャー映画
    • アドベンチャーゲーム
    • アニメ、漫画
    • イベント情報
    • インディーズ音楽、オルタナティブ ミュージック
    • ウェブデザイン、開発
    • ウォー ゲーム
    • エクストリーム スポーツ
    • オフィス、ビジネスソフトウェア
    • オーディオ機器
    • カメラ、写真機材
    • キャリア設計、プランニング
    • クラシック音楽
    • クレジット カード
    • グラフィック、アニメーション ソフトウェア
    • グルメ食品、特別食
    • ケーブル、衛星放送事業者
    • ゲーム機
    • コミック、アニメーション
    • コメディ映画
    • コンピュータ コンポーネント
    • コンピュータ ハードウェア
    • コンピュータ、電化製品
    • コンピュータ周辺機器
    • サッカー
    • サービス プロバイダ
    • ショッピング
    • ジャズ
    • スポーツ
    • スポーツ衣料
    • スマートフォン
    • ソーシャル ネットワーク
    • タブレット PC
    • チェス、アブストラクト ゲーム
    • ツアー旅行
    • テレビ、ビデオ、動画
    • テレビドラマ
    • デスクトップ パソコン
    • ドキュメンタリー番組、ノンフィクション番組
    • ドラマ
    • ニュース
    • ネコ
    • バー、クラブ、ナイトライフ
    • ビジネス サービス
    • ビジネス ニュース
    • ビジュアル アート、デザイン
    • ビーチ、島
    • ファッション、スタイル
    • ファミリー映画
    • ファースト フード
    • フィットネス用品
    • ブランド品、高級品
    • ホラー映画
    • ホームの自動化
    • ボート
    • ポップ ミュージック
    • マセラティ
    • ミニゲーム
    • ランニング、ウォーキング
    • ロールプレイング ゲーム
    • ワールド ミュージック
    • 世帯収入: 平均以上
    • 世界のニュース
    • 住宅所有状況: 賃貸
    • 作曲、音楽理論
    • 個人ブログ、サイト
    • 写真編集ソフト
    • 分散コンピューティング、クラウド コンピューティング
    • 動画編集ソフトウェア
    • 商品レビュー、価格比較
    • 国際関係
    • 地域ニュース
    • 外国語学習
    • 大学
    • 女性向け
    • 子供の有無: 子供なし
    • 子供服
    • 子育て、育児
    • 学校、教室関連用品
    • 学歴: 大学院卒
    • 宝石、アクセサリー
    • 室内装飾、内装
    • 家具
    • 家庭
    • 家族向けテレビ番組
    • 家電
    • 小中学校
    • 広告、マーケティング
    • 恋愛映画
    • 投資
    • 授乳用品、離乳食用品
    • 携帯電話
    • 政治
    • 料理、レシピ
    • 旅行
    • 映画
    • 時計、カレンダー
    • 書籍、文学
    • 服飾
    • 東アジアの音楽
    • 東京
    • 格闘技
    • 業種: テクノロジー業界
    • 楽器
    • 環境に優しい生活、環境問題
    • 相続遺産管理
    • 社員数: 小規模雇用者(従業員数: 1~249 人)
    • 美容、フィットネス
    • 腕時計
    • 自動車販売
    • 舞台芸術
    • 芸能ニュース
    • 芸術写真、デジタル アート
    • 視覚芸術デザイン教育
    • 財務プランニング、マネジメント
    • 都市交通
    • 配偶者の有無: 独身
    • 音楽、オーディオ
    • 飲食店
    自分は美少女も世界情勢も楽器演奏も数学も犯罪も冗談も選ばずに興味があるし、理解できなくとも専門的な事を楽しめる性格なので、内容の半分もわかりもしないのにそういった本を読んだり動画を見たりする。
    そのおかげか、世帯収入:平均以上大学院卒と判定されて、ちょっと嬉しいw

    自分の印象としては、7割は正しい。
    ただし、残りの3割の密度が3割程度の意味や価値で終わってる話かと言うと、そうではないあたり、こういう判断は難しい。
    自分は、頭がよくて努力してる人を見るのが好きで、その人の1割でも自分の何かに還元できたら良いと考えてインターネット(Google)を利用している。

    世帯収入:平均以上大学院卒と肯定的に評価されるのは嬉しいけれど、全く事実に反する。
    人間の価値観、実行力は収入や学歴が全てではない。
    それでもこれらがある程度の判断に有効なのは、持たざる者として納得しているし、利用している。
    だからこそ思うのだが、偏差値中央値をギリギリ維持できるかどうかも怪しいような身としては、こういう情報をもとに判断されるのは、果たしてどうなのだろうかとも思う。

    2019年9月25日水曜日

    英旅行代理店トーマス・クックの破綻により「ダンケルクの戦い」40万人より多い旅行者60万人に必要な帰還措置

    英旅行大手トーマス・クックが破綻、旅行者60万人足止め
    • 世界中で旅行者約60万人が足止め
    • 同国政府は第2次世界大戦以来最大の帰還措置の必要性。
    • 178年の歴史を持つトーマス・クック
      • 社員2万2000人が失職
      • 2年前に破綻した英格安航空のモナーク航空(Monarch Airlines)
        • 英政府に外国の旅行客11万人を本国へ帰すため緊急措置を求む
        • 航空機の手配で納税者に約6000万ポンド(約80億円)の負担。
        • 当時の英政府は平時としては英国史上最大の本国への帰還措置だとしていた。
    WW2全体の規模には劣るにしても、戦争でもない平時において戦争以上の問題が起こるという皮肉。

    2019年9月24日火曜日

    箸はもはや世界的に共通の道具だからこそ交差箸が多数派か?

    世界の美女 @binanbijo_sekai Лилия Ермак
    全く統計的ではないが、メディアを見ても、そして海外旅行の経験からも箸を使える欧米人は珍しくない。
    しかし、ふと思えば彼女と同じく交差箸だった。
    我々日本人の英語のように、多少砕けていても使えれば問題ないけど。
    異文化の混合、最大値の増加は常に利鈍を生むものだし。

    この件で多少検索したら、ヨーロッパのナイフとフォークは食事を殺してなお切り裂き突き刺すが、日本の箸はそういった攻撃性がない調和という評論を見かけて、1つの考えとして思い至らず面白かった。
    日本人が戦争に向かない理由の1つでもあるのかも。

    2019年9月15日日曜日

    1度も無かった南京大虐殺と4度あった南京虐殺

    「南京事件は4度あった」小名木善行

    彼が何者か知らず、幾つか確認したら保守宗教だとわかり、自分にとっては半信半疑。
    しかし、単純化した1点ではなく、複数の内訳の結果という主張には納得が行くし、興味深い。

    2019年9月11日水曜日

    セオドア・ルーズベルトの愛娘アリス・ルーズベルトのFDR批判の翻訳本

    1995年にアメリカが公開したソ連暗号解読文書ヴェノナをもとに渡辺惣樹が書いた本第二次世界大戦 アメリカの敗北 米国を操ったソビエトスパイ
    その中で、セオドア・ルーズベルトの娘アリス・ルーズベルト(ロングワース)のFDR批判がある。
    彼女は1905年に来日して天皇と話した事もある。
    彼女は1946年の時点で以下を主張している。
    • WW1はヴェルサイユ条約など極端な勝敗をつけるべきではなかった
    • FDRはチャーチルと同じく外交を誤った
    • 共産主義国に対してあまりに無知無警戒だった
    などがあり、引用はAlice: Alice Roosevelt Longworth, from White House Princess to Washington Power Brokerらしい。
    これを翻訳して日本で発売してほしい。

    2019年9月8日日曜日

    1973年の「放射線と放射能」の解説映像 - 「放射能」が危ないと言うのは「元気」が危ないと言うのと同義


    放射能を危ないというのは、元気を危ないと同義。
    https://www.fepc.or.jp/nuclear/houshasen/houshanou/shurui/index.html
    • 放射線=ボール
    • 放射性物質=ボールを投げる人間
    • 放射能=人間がボール投げられるくらい元気
    危険なのは飛んでくるボール周囲にボールを投げる人間であって、ボールを投げられるほどの元気を危ないとは言わない

    2019年9月3日火曜日

    戦争を始めるのは誰か/渡辺惣樹 - みんな違ってみんな悪い

    本書はウィンストン・チャーチルフランクリン・ルーズベルト(FDR)の2人が第2次世界大戦の原因と主張する。
    彼ら2人がいなくても、ヨーロッパ同士とソ連、中国と日本とソ連、それぞれ局所で戦争は避けられなかったが、世界大戦にはならなかったであろうと。
    そもそも、アメリカにとって日本が、ヨーロッパにとってドイツがソ連(共産主義)の防波堤であった。
    ナチスドイツのホロコーストはヒトラーを絶対悪とする動機には充分だが、それは第2次世界大戦結果であり原因ではない
    論旨はわかる。
    しかし、帯にも2人の名前を挙げているが、本書を読む限り多少それに偽りがある。
    全て読み終えると、2人以外の要素も明確に原因と言及されているからだ。
    • ヴェルサイユ条約の理不尽
    • 小国(ポーランド)の傲慢
    • ヒトラー支配がヨーロッパ全域に及ぶと考えたチェンバレンの誤解
      • ポーランドの次はルーマニアだと誤報を信じた
    以上の3点に加えて、ヒトラーと日本を追い込んだのが2人であると。
    • チャーチルに関しては明快。
      • 彼には、借金と野心とユダヤ知人があった。
    • FDRに関しては、動機や行動の詳細が不明。
      • 当時ソ連スパイの影響もあろうが、そもそも彼自身が共産主義的な政府による支配派だった。
        • フーバーの支出批判をした上で、自身も支出政策を選択。
      • ニューディールの失敗(衰退)から戦争景気を選択した一般論からの逸脱あるいは超過した要素が無い。
        • 黄色より白人、小国より大国、など人種差別的な判断はあるが、そもそも当時は各国ナショナリズム過剰だった。
      • 千島列島や満州など、歴史と自衛のいずれにも無頓着であった。
    当然ながら、2人(2箇国)で全てを断定できる程に事は単純ではなく、それは作者も自覚している
    実際に、彼ら2人以外の事に多くの頁が割かれている
    • ドイツに対するフランスの自衛と恨み
    • チェコスロバキア多民族の自己崩壊
    • イギリス支援を根拠に増長したポーランド
    • ヨーロッパ経済のためにドイツ賠償を支援したアメリカ
    • アメリカ支援で増長するヒトラーとヴェルサイユ条約を原因とする国民支持
    • ヒトラーはイギリス対立を避けるために基本的に武力衝突を避けていた。
      • ただし、イギリスと対立せずになし崩しで領土を認めさせるための虚偽は幾らでもあった。
    本書は300頁を多少超えている。
    理数系を噛み砕いた重力とは何かでも300未満。
    これでもかと要約して一般的な新書の厚みと思える音楽の基礎が200頁。
    つまり、幾分断定できない要素を自覚しながら、入り口として超巨大な看板を立てた格好。

    第1次世界大戦社会的な損害経済的な利益、各国が天秤から選択した結果、後者が勝った。
    そして、イギリスはポーランドのため、アメリカは中国のために動いたが、どちらも共産主義国となった。

    当時の一般人には判断しようがない例として以下がある。
    1915年/ドイツU20がイギリスの客船ルシタニアを撃沈。
    同船にはアメリカ人も乗船していた。
    英米はドイツを批判。
    しかし、当時ドイツは交戦国(イギリス)の船にアメリカ人が乗らないように新聞などで警告。
    そして、2008年に同船とアメリカ/レミントン銃弾400万を発見。

    ケインズやシドニーフェイのヴェルサイユ批判からアメリカ人は学んだとあるが、戦争と利益と損害の結果がでて、いずれかに極端に振れたに過ぎない。
    なぜなら、その後に共産主義に加担して第2次世界大戦を起こして挙げ句に冷戦である。

    ただし、日本も含めて、それぞれ常に賛否が両立するように、アメリカやイギリスにおいても参戦反対はあった。

    イギリスが参戦しない理由

    • イギリス国民はチェコスロバキア領土を理由に参戦しない
    • ヒトラーの領土要求は正当
    • チェンバレンはソ連(共産主義)の防波堤にドイツ武力が必要と考えた
    • イギリス陸軍は戦闘準備が出来ていなかった
    • ヒトラーはドイツとオーストリア経済に貢献し、当時の評価は絶対悪ではなかった。1938年のタイム誌は彼をMan of The Yeraに選んだ。
    • チェンバレンは先の大戦、第1次世界大戦でこりていた。
    しかし、結果的に参戦が勝った。
    結果に対する逆算としての理解は、本書は非常にわかりやすい。
    だが、FDRに関してはヴェノナなどを読んで彼の関係者の詳細を認識しないと理解できないのだろう。