2017年5月22日月曜日

【パッション】を見た感想

  • 欧米にとって借り物の宗教。
  • そもそも人種も場所も違う事柄を2000年も有り難がるのはおかしくないか?
  • 当時の出来事が、今の欧米にとってどれだけ通じて意味のあることなのか?
  • 結局はユダヤとイスラムへの対抗手段としてキリスト教があるだけ。逆に、キリスト教は、それより古い宗教と新しい宗教によって担保されているからこそ、強い。
  • そもそも神ではなく、神に対する人を持ち上げるのが宗教か?
  • 思ったほどグロく無く、その点では安心して見られた。
  • 寓話を寓話のままに演出してるので、その点で馬鹿らしくも見える。
  • 例えば、倒れたイエスに駆け寄るマリア。あれこそ普遍的で宗教を問わないが、死後の天変地異など映像としてしょぼく、意味と映像が乖離してる。
  • 「知らぬ3度」とか、逸話を知っていたらわかることの答え合わせまであるのが、くどい。
  • 宗教とはそもそも土着宗教ではないか。住んだ場所と血族によって成り立つもので、土地の移動が容易な普遍宗教を果たして宗教と読んで良いのか。
  • 音楽がいらない。1カットも短く近年の演出なので、どうにも深刻さが薄い。これがもっと古い映画と認識されてる頃には、より深刻に見えるのかも知れない。

2017年5月20日土曜日

【ベン・ハー(1959年)】を見た感想

  • 10分間、音楽無しで競馬をやりきる。
  • 1カットが長く、遠景も多い。これはカメラを自在に動かせる今だからこそやるべき。
  • 顔も声も見せない合間のキリストは良かったが、最終版になって途端に無理が。
  • 日本人からするとキリスト教的な掘り下げよりも、もののけ姫との影響と対比が面白いかも。特に業病に関して。
  • 本作は奇跡により人の病がなおるが、もののけ姫は人以外に影響している。
  • キリスト教自体が神ではなく人(イエス)を中心にした宗教だが、ドラマとしては良くても、人が人を崇めて人以外をおろそかにするという形にどうしても抵抗があり、その点で見ている自分はやはり日本人なのだと思い知る。
  • このあたり、いずれ沈黙を見て考えることも増えるだろう。
  • 2000年前の個人を、今でも有り難がっている実情。しかし、もはやGodだけが残りイエスがどれほどのものなのか。

2017年5月18日木曜日

【クレオパトラ(1963年)】を見た感想

  • シーザー編は古代ローマというよりアメリカ西部劇の様相。シーザーがアメリカ人すぎて笑った
  • クレオパトラのローマ入りが無駄に豪華で、それでいて映画の面白さとは無関係な手間で笑った
  • 既に光学合成は仕上がっていて、視覚効果的にスターウォーズは後発であり先行ではなかったとわかった。
  • 時代なのか映画ゆえか、キスのしかたが単調。当時は正面衝突だけだったのだろうか?
  • アントニー少女漫画がくそうぜえw しかし終わり方は素晴らしい
  • A「好き」B「知ってる」教師と生徒と(楓牙)惑星のさみだれ(水上悟志)でもあった好きな類型。
  • クレオパトラよりもアイラスのほうが可愛かった
  • 慕う場面でもっとレズしてほしかった
  • やりたい事と売れる事が重なってるノーランは幸せなのだなと再確認

2017年5月15日月曜日

ブリューゲル「バベルの塔」展を見に行ってきた

東京上野でやってるやつ。
キリストの頭部
見る角度によって立体的に見えて、モナ・リザ(1503年-1519年頃)を連想したが、キリストの頭部のほうが数10年は早いらしい。

【作者不詳の彫像】
時間がたてば、作者不詳のヒエロニムス・ボスなどの模倣も、ある意味で同列に扱われているが面白い。
「特別展 古代ギリシャ」に行ってきた時にも思ったが、こうやって当時の人間が生きていないものを見られる残す努力と幸福と、しかし、所所破損しているのを見ると、何とも言えない気持ちにある。

ヒエロニムス・ボス
具体的に名前をおぼえていなかったが、ベルセルクの元ネタの1つ。

東方の三博士
エヴァ厨ではないが、名前を思い出せずに愕然とした。

カタリナ
そんなに題材にされるほど有名なのだろうか?
自分は知らず、漠然とアレクサンドリアと言えばヒュパティアと近い時代だなと連想したが、ヒュパティアと相対する像として作り上げられたというのである。カタリナがその目的のために特別に創造されたとするのは疑わしい。なんて事があったらしい。




カタリナと言えばロマサガ3を連想するのだが、ググる全く知らないエロキャラが出てくる。
今ではカタリナと言えばこれなのだろうか?

ソドムとゴモラの滅亡がある風景ロトと娘たちなんかは、サガフロ2でギュスターヴが死ぬイベントは、そのまま参考にしたのかと思った。
庭園に座る聖母子も、子供の年齢がまるっきし違うが……
■ギュスターヴの母ソフィー
ギュスターヴ、見なさい!
木々が花を咲かせるのは術の力ですか?
鳥が空を飛べるのは、術が使えるからですか?
術が使えなくても、あなたは人間なの。
人間なのよ、ギュスターヴ!!
……が脳内再生されて思わず笑った。

【マリアの授乳】
作者は童貞かってくらい、胸の位置がおかしいw
意図的なのか?

【売店員】
ピンクTシャツ着たお姉ちゃんが疲れた安野希世乃みたいで可愛かった。

【2500円のプログラム】
この手の展覧会は、これを入れて4000円くらいが総額と考えるべき。
原寸大バベルの塔のポスターがついていたし、この手のものはフルカラーなので、ありがたい。

出口で大友克洋「バベルの塔」大胆解釈 ざっくり切り込みも展示されていて、これは撮影自由だった。

2017年5月14日日曜日

【双亡亭壊すべし(4)】少年漫画の皮を被った大人の傷をえぐる少年漫画【藤田和日郎】

世界観が、土着的なものかと思ったらSFになった。
それは意外だったが、作品の何かを損ねてるわけではなく、問題ない。

問題は、SF展開してからの、大人たちである。
この漫画は少年漫画なのに、藤田和日郎が歳のせいか、作品の根本にある「もはや取り戻せない過去の幸せ」がこれでもかってくらいに描かれる。
もちろん、そもそも文学において名作と言われるものに「過去」が条件ともいえる様式がある。
何故なら、遠い過去は子供にとって未知の世界で幻想的であり、大人にとっては取り戻せぬ幸福であり、とらえかたはどうあれ、世代をまたいで見られるからだ。

これが、本作において、きつい。
SF展開をしたところで、そのSF世界よりも日常世界に戻りたい、と騒ぎだす大人たちの描写が、きつい。
漫画だから、様式として流してしまう展開ではあるのだが、作品内で、大人たちは本気でSF世界を拒んでいる。
しかし、最後の最後で拒みきれた結果、実は戻りたいと言っていた日常世界そのものが、大人たちの願望、つまり、大人たちの嘘であった。
帰ったところで、帰る根拠として叫んでいた家や家族などは、作品内の戦いではなく、漫画として描写する必要のない現実にあるそれぞれ些細な人間関係の結果として、死んだり崩壊していた。

そして、それぞれに、過去の失敗や後悔を強く思い出し、悲しみ、自殺する。



本作としては、主人公の強さを説明するための前振り展開にすぎないのに、その材料として扱われている大人たちが、つらすぎる。
思えば、藤田和日郎はまだ若い頃からうしおととらでも、もう2度と戻らない幸福だった過去のために戦う大人、を描いていた。

藤田和日郎が大人である点として、総理大臣の描写がある。
本作は、総理大臣を揶揄しない。
主役じゃない故に過剰に扱われず、脇役でありながら、個人的な事情と国益とを両立させようと苦心しているし、それでいて小物もちゃんといる。
現実の不満を総理大臣に反映させていないし、というか藤田和日郎らしく、不満があるなら文句を言ってないでせめてその理想像だけでも提示してみろ、という大人の意地を感じる。

今ここに来て藤田和日郎は、また10年は残るかもしれない代表作を描いてるのかもしれない。


「人形の国 - 弐瓶勉」を読んだ感想

  • いつもの弐瓶勉
  • 主人公が変化球。セウとメンザーブのAnotherのつもりか?
  • DOOM(PS4)をやってると、作品内の漢字の使い方に弐瓶勉を感じる。
  • 荒木飛呂彦のように、作品ごとの世界観ではなく、作家の抱く1つの世界観を変えずに、それでいて別の作品として仕上げている。
  • 面白いが、ダーク・アドベンチャ・ファンタジーは言い過ぎ。「渋い」「重い」「深い」など定義せずに意味を伴わず多用されていて腐敗した形骸が多すぎる。こういう無能編集は死ね。
  • 荒木飛呂彦や藤田和日郎は、今に至って10年後に残るかもしれない新たな代表作を現在連載中である。弐瓶勉も、いい歳した作家として、川原正敏みたいに老いて弱くならず、むしろ若年には出来ない「何を残すのか」という実行力を見せて欲しい。


2017年5月12日金曜日

旅行動画の再現ドラマに使いやすいPS4ゲーム3本

  1. Minecraft: PlayStation 4 Edition
  2. DOOM - 2016
  3. Overwatch - オーバーウォッチ オリジンズ・エディション
[1]は、もはや自明。そういうのが目的の作品と言っても良い。
[2]は、本編はグロく人によって使いづらいが、これもマップ編集などが出来るので、程よく刺激が強いものを作れる。
[3]は、マップなどの編集性に欠けるが、世界各国が舞台なので雰囲気があり、キャラの愛嬌と台詞など要素の多さが魅力。

最近は、LEGO (R) ワールド 目指せマスタービルダーも気になってる。

2017年5月4日木曜日

Mackie 802-VLZ4 を購入した

2012年1月に購入した802-VLZ3が死んだので、次世代の802-VLZ4を購入。
当時よりも値段が5000円程やすく、それでいてSNRが良い。
自分の環境では不要だが、Phantomが無くなったのかと思ったら、背面じゃなく、ヘッドフォンの上に移動してただけだった。