2021年1月23日土曜日

ときどの1万円の使い方を見て思った事

彼にとって1万円は端金だし、あくまで当人や業界に利益になる事しか見せない側面に過ぎないが、それでも彼の功績との誤差が少ない内容である。

そこで思ったのは、今回の内容は何も驚く事が無い。彼の仕事と指向に沿った全く無駄が無い行動であり、予想外の事が無い。

それに対してストイックと評するのは的外れでは無いか。車椅子を使わざるをえない人間は車椅子の強度や使いやすさや価格を気にするのは当然で、英語を勉強してるなら教材や教師を求めるのは当然で、それはストイック等という過剰反応ではなく、呼吸や瞬きほどに当然の合理である。

彼に限らないが、彼を肯定する人間が、何故に彼のこういった断片から学んで実践しないのだろうか。ストイックなどと過大な発言で終わるよりも、彼の行動を見て1/10でも彼の要素を自分の人生に反映されるほうが余程ときど本人と業界とファンの関係として健全ではなかろうか。

金額に関わらず、これまでの10年を踏まえて、これからの10年のために使う、動く。彼はたかだか30分の動画、1万円という金額でそれを示している。

感動という言葉は、感じて動く、と書く。つまり、見て1時間後には忘れてるような事は感動とは言わない。見た事や聞いた事を生涯の功績に反映させる程に取り組んで初めて感動と言える。

彼自身は充分に社会的に成功しているし、彼の主張が浸透しなくても彼は困らないだろうが、彼を肯定してる人間にすら伝わっていないのは、彼が可哀想。