2020年9月1日火曜日

タバコの世界史

タバコの世界史

アメリカの資本主義を盲目に礼賛する肩をすくめるアトラスでは煙草が重要であった。

アメリカの煙草と言えばインディアンだが肩をすくめるアトラスではインディアンには一切言及されず、自分も漠然とした印象しか無かったので今回コレを読んだ。

現在では煙草は基本的には百害あって1理無しとされる。

自分も煙草は特定の医療行為にしか価値はないと認識しているが、そもそも煙草をやると空腹感が無くなるのは、食糧に乏しい時代や環境で有益である。

故に貧者の薬とも言われた。

インディアンの煙草(葉巻)などの価値を語る時に、宗教の側面しか語られないが、上記の実益などを無視するのは、問答無用で有害と断ずるのと変わらない。

大航海時代前の煙草は、8000年から4000年前から中米と南米で用いられていた。

マヤ、インカ、アステカなどで万能薬とされ、虫歯には葉を直接こすったり塗ったそうな。

また、神話として、煙草は女の生まれ変わりであり、女自体は無意識の健康のためと男女の役割が明確に違う社会において煙草をやらなかった。

自分は煙草を全くやらないが、焼肉を食べた後だけやたらと吸いたくなるのは何故なのだろうか?