- 山口恵梨子と先崎学の将棋10秒1局
- チェスクロックを使用
- 終盤、先崎学はぼやきながらもチェスクロックを静かに押す
- 山口恵梨子は基本的に無言だがチェスクロックを叩くように押す
- 著書を拾い読み対談(雑談)
写真を見るとわかるが、分野内で有名な立場でメディアを通した仕事が常の2人が、10人程度の客を相手にマイクも通さず客と雑談しながら進めるような仕事をする/出来る。
著書に書けなかった内容は同人誌にしてコミケで出そうと冗談を言っていたが、それこそコレ自体が極めて同人的で、山口恵梨子が私物の著書を見本として客に直接手渡したり、先崎学の手書き原稿の束を撮影自由で気軽に見せていたり、砕けた芸風の2人をメディアを通さずに見られる良い機会と気軽に遊びに行っただけなのに、思ってた以上に「分野の信頼と姿勢」という非常に考えさせられる貴重な経験だった。
それでいて、話してる内容は親しい棋士などを軽口で馬鹿にしたり、自身の失敗などを冗談にしてる、極めて軽い内容であるギャップ。
棋樂アクセスの周辺写真を見ると、わかりやすい目印に牛角があったのでそれを目指していたら、今では無くなりテナント募集になっていて5分くらい迷った。
荻窪周辺には全く来ないので、気まぐれに撮影。
先崎学と山口恵梨子の2人イベントだが、来客予定の最後の1人が先崎学の知人であり、その人が来るまでもう少し待とうという話になった。
しかし、身内を相手に他の客を待たせるのも悪いので始めようという段になり「それでは山口恵梨子(女流二段)です」と紹介して入場曲と同時に扉が開き登場したのは、山口恵梨子ではなく遅れてきた知人客であった。
1人暮らしの自宅程度(50平米)の部屋に、音楽的な演出を考えて飲食店などで使用するCDプレイヤ配置してるのも予想外で笑ってしまったが、こういったコントのような事が起こり、2人以外の要素が容易に影響して、それが肯定的な状況を作り出す。
対局中に、くるぶしが露出する黒い短い靴下で無意識に足を反らせる山口恵梨子がエロいわ。
話が乗ってきて先崎学はビール(ノンアルコール)を飲みだすわ。
客前なので当然ながら失態など見せる筈もないが、いかにも商売ですという態度を見せずに極めて身内的な場所を、身内以外の客に提供する。
それがもはや仕事にも困らずメディアを通した仕事が常の2人が。
自分にとって、あと何度メディアを通さずに彼らを見る機会があるのかわからない。
しかし、今回の彼らを踏まえるだけで、彼らを見る幅が随分と広がった。
特に、砕けた芸風で話がうまい人間の、対局や合間に見せる些細な表情や行動を1mや2mの距離で見られたというのが恩恵だった。