2015年1月5日月曜日

ホーンブロワーDVD-BOX1を見終わった


戦争や帆船というよりも、毎回ホーンブロワーが無能に反発されて苦労する、という様式。
2で飽きて、3はもう無理くり。
ただし、作品自体は3からどんどん面白くなる。
状況の深刻さが増すから。
打ち合い斬り合いだけじゃなく、ただ静かにやりすごす状況に幅がある。

準レギュラっぽいキャラが次次に死んでいくのが容赦なくて良い。
奇襲のために、発作をおこした仲間を殴って失神させたり、ドラマ(予算)の都合で構図が限られているが、それぞれ行動の意味を見せつけることで緊張感を維持している。

4でも、予算の都合で敵側の兵器や戦術を見せられないのを、主人公側からは見えない、という演出によって作品に利点としている。

「6匹だぞ」や「機密公文書の落ち」は実に、らしい。

4の町娘ならともかく、美人だろうがキャラが立ってようが40程度のおばさんが保身のために敵側の男と寝た程度で動揺しすぎ。
目的のために男と寝るのをためらわないビッチはいい。

毎回2本トップスルスクーナに乗る(4では乗らなかったか)。

段々と合成が目立つようになってきたが、背景に限っているのと、画質の悪さが合成の粗を隠してる。
最近の映画みたいに1秒に満たないカットでも、ここだけ合成だ、と気づいて萎えることがない。古い恩恵。

3の戦場以外での敵同士の関係や、4での様式が先の戦術を見るに、そら機関銃の社会史になるのも当然だよなと。

4は産廃映画レ・ミゼラブルよりも、ちゃんとフランス革命の悲惨を描いていた。
レ・ミゼラブルを意識したのか、メロなどは当然異なるが、長調でドシラソファミレドとOne Day moreと同じベース展開をする曲があった。
あれは確か、フランスの作品だがイギリス主導だっけか?

傲慢な貴族や底辺兵士の挙動を見せながら町娘を陵辱しないの明らかにおかしい。
描写の程度はともかく、そういう行動自体はしっかり作品で扱うべきだと思うが、ギロチンだけだった。
ベルセルクも今じゃすっかりてぬるいし。

4の陸軍隊長がイケメンすぎる。
最初は傲慢なボンボンと思わせて、政治的な配慮も出来るし軽口も叩くし仲間を気遣うし戦場で有能。
この作品で1番のイケメンじゃなかろうか。

帆船の映像が少なく地味。
この時代の帆船は順風の最大速度でも10ノット程度だったから、映像だと停滞してるように見えるのも当然で、現実的とも言えるが、やはり地味だ。
アサシンクリード4海皇紀の機動が異常なのだけどW
1の最後で、映像の見栄えを優先するために、真横風なのに開きが正横になってたり、実物を使った弊害もあるが、段々と風向きと帆の開きにも気を使うようになってきて、状況説明の遠景で見える船などでは風向きと帆が一致していた。
米が海水を含んで膨張し船を沈める、というのは地味ながら海洋ものらしい素晴らしい状況演出。
帆船が出てくる娯楽作品だと、戦闘や天災で刻々と変わる地味な要因による困難、は描かれない。
無風だからボートで曳航というのも、作品においては尺稼ぎにすぎないが、素人に容赦ない説明せずに帆の開きや帆船の部分名称のがしがし言ってく世界観と作風の維持。

音楽は低音が無い。
予算の都合か、コンバスとバスドラムを使っていないのか、単にミックスとマスキングで感じないのか。

4の町娘との恋愛がやっつけすぎて酷い。
メディア的美人じゃなく、ちゃんと町娘っぽい女優を使ったのはえらい。
しかも、閉じたまま押し付けるだけじゃなく、ちゃんとしたキスをしていてえらい。