2015年1月4日日曜日

「ホーンブロワー 海の勇者」DVD-BOXを購入

ホーンブロワー 海の勇者を買った。
原作は未読。

まだ1巻しか見ていない。
米が海水で膨張し船(トップスルスクーナ)が沈没するってのは海洋作品ならでは。
帆船の扱いの度合いがどうあれ、戦闘や天災による沈没ばかりで、積み荷による実際的な影響というのは娯楽作品では省かれる。
本作でも沈没は、戦闘で船底に穴があいたからなのだが、その後の積み荷の変化と船の損傷までをしっかりと見せる作品はそうない。

奇襲前に発作を起こした仲間を黙らせるために殴って失神させるなど、かなり辛辣な描写もあり、時代か予算か構図が限られ映像はたいしたことないが、所所の世界観を示す場面が有効でしっかりしてる。

全部じゃないが、ちゃんとロケで撮影している。
そのために厳密には動いてるが映像的には船が静止してる映像ばかりで地味。
当時の船は追い風の最大速度でも10ノット程度だったから、現実的とも言えるが映像としては地味。

ドラマの都合か、人間関係の展開が、特に懐柔が早すぎると思ったが、原作からなのかドラマ故かはわからない。

「6匹だぞ」は絶対に来ると思った。
というか会話が長くて、そこを突っ込まないのかよ、と思ったがちゃんとあった。
こういう会話は非常にヨーロッパ的というか、洒落ている。


付属の解説書には、ちゃんとフリゲートと帆装をわけて紹介してあった。
本作より、およそ100年前が舞台のゲームアサシンクリード4ではスクーナーやブリッグという帆装とフリゲートという軍艦の種類を同じ「名称」として扱っていて残念だった。
実際の呼称という意味じゃ間違ってはいないし、扱いはそんなものなのかもしれないが。

音楽は木管が中心。
管弦楽で派手な場面での
時代か予算か、低音はまるでない。
フランスの宣戦布告で短調の重い感じじゃなく明るい曲だったのはどうなんだろうか?w