2021年11月29日月曜日

ブラインドサイトを読んだ感想

ブラインドサイト

テッドチャンが解説してると聞いて読んだ。

人類を超越した知能を持った宇宙生物と遭遇したらどうなるのか。古典的なSF小説。

人類側の存在として吸血鬼がいるが、彼らの認知は、ネッカーの立方体を同時に両方見られる、またそういった過剰な認知能力が災いして、自然には存在しない精度の高い直線の交差などで脳が認知負荷に耐えられない、だから十字架に弱いという説は面白かった。

ラマチャンドランオリヴァーサックスのような脳神経や自閉症などのネタが多い。

本作は、姑獲鳥の夏の呪いは実在して人類には解決不能で京極堂も死ぬしかないが、最後に関口を元気にする事くらいは出来る。という感じ。