1990年代の浦沢直樹の漫画、Masterキートン。
最終章の前に百合子の恋愛話があるが、これが両思いながら離別する切ない話で、しかし死別ではないので純愛として彼女の恋愛的幸福は約束されたものと読者は思っていた。
だが、しかし…
約10年後に単行本1冊だけ復活したMasterキートンReマスターで、百合子の結婚と離婚が同時に読者に伝えられるが、その結婚相手の名前が永井勝利では無かった。
少年漫画ではないので、主要人物が全員幸福というのもおかしいのはわかるが、キートンがトホホを担ってるからこそ脇役の幸福は約束されてると思っていた。
このシリーズ、前作と同じくらい10冊くらい続くのだと思っていたら、1冊で終わってしまって残念。
真偽はどうあれ、この漫画から得た知識や発想というものは多い。