「攻殻機動隊1.5」の後の世界を描く新連載、トグサ・バトーらが難事件に挑む
今更だが、攻殻機動隊が士郎正宗から離れて久しい。
今でも、設定や原案には協力しているが、士郎正宗が原作漫画をやらなくなって何年くらいだろうか。
そして、いよいよ原作という肩書きから消え去った。
消費者からすれば、肝心なのは商品であり人間関係ではない。
そして、このブランドの人間関係は長年継続している程度に良好である。
ただ、押井守のような自己顕示、TVシリーズの社会派ぶった厨二、坂本真綾シリーズのように根本的に幼い。
これらを見るに、登場人物を神格化せず言動に馬鹿らしさを意図して残しながら、描かれる題材や行動や世界や設定は深刻の原作。
この均衡こそが士郎正宗の妙であり、原作にしか無い魅力であり、アニメや映画が馬鹿らしく見える理由である。
もはや攻殻機動隊はドラえもんやバットマンのようにブランドであって個人の所有物ではない。
それは当人が納得して展開してるならば、当事者にも消費者にも喜ばしい事だ。
しかし、個人的に原作に勝る点が音と動きがあるだけで、それは媒体の違いであり核心に勝る点が無いほうが継続してるのは、原作ファンからすると悲しい。