五等分の花嫁
花澤香菜が大人の仕事をしている。企画的にありえないが、男が山寺宏一で、大人の体と子供の精神の女に、保護者的な目線でやれやれな態度だったら面白かった。
妹が近親相姦的でない。時代の反動からか、やっと兄弟が兄弟として描かれる時代が戻ってきたのか。
5人が相手なのだから、1人か2人は男に惚れない女がいて、恋愛をしている連中を小馬鹿にして、別の人生観を見せながらも、主題は恋愛で完結する。
その気配が無くなったら、見るのをやめるだろう。
ドメスティックな彼女
完全にタカハシくん優柔不断で笑った。五等分の花嫁もそうだが、ここ10年近い過剰な萌え反動からか、絵柄は踏襲しながらも、音楽も演技も、目立つ音でゴリ押さず、耳を壊さない配慮がある。
女の作品らしく、女が馬鹿じゃない。
今のところ、女が描く男の気持ち悪さも、言うほどではない。
どろろ
OPとED曲以外は完璧。自分がジョジョや修羅の刻に期待してたのは、こういう事。
喚かず騒がず、善悪を等しく、登場人物がそれぞれに必要な事だけを確実に実行していく。
これだけ、作風や演出が突き抜けてるが、50年かけて熟成させたのだから、今の若者が若向けに描いてる作品との完成度を比較するのは不公平か。
例えば、ダークナイトだって70年近いキャラと古典を愛する監督の現代的な調整があればこそ、あそこまでの作品になったのだ。
恐らく、最後まで見るのはどろろだけだろうが。
第1話の段階で、以上の3作品。
かぐや様は告らせたいを追加
ディーふらぐやゲーマーズの系統。
誰でも釣れる恋愛を餌に、見せたいのは恋愛(萌え)以外のネタ。
基本的には男むけであるが、男のための売女でも、女のための奴隷でもない、互角の殴り合い。
天才を作中の天才と扱うよりも、天才という冠を揶揄してる節もある。
パロネタの世代が限られるのが気になるが、落語などの伝統芸を引き継ぐ格好と考えれば、これも許されるのか。
完全に出落ちであるが、これをどこまで維持できるのだろうか。