2018年10月1日月曜日

荒木飛呂彦の原画展に行ってきた

撮影自由の絵は、初見もあれば、幾つか既知もあったが、これ初出は何だろうか?
2500円のプログラムに、撮影自由の絵は掲載されていなかった。
撮影自由な絵の中では、これが1番だった。ジョルノが持ってる花が何かわからないが、自分はこれは献花であると。5部レギュラが全員いるが、作品を読んでいたらわかるが、結末を知っていると、こうやって揃っている絵だけでもう…。
謎に寄せてあげてる徐倫。
  • 撮影禁止の原画では、やはりSBRの決着後にジョニィが泣いてる場面。自分は荒木飛呂彦はクリストファー・ノーランと同じ場所にいると考えていて、つまり、意味だけじゃなく、体感そのものに絶対的な価値を見いだしている。だから、自分はジョジョをA4以上で読むべきだと考えているが、多くの人が映画館じゃなくスマフォで満足しているように、彼らの挑戦と意味は、ほとんどの人には無価値であり、稀少だからこそ価値がある挑戦でもある。
  • ジョジョリオンは最高傑作である。ジョジョの魅力はジョジョ立ちでもないし、過剰な台詞でもないし、派手な擬音でもない。それでいて、荒木飛呂彦は視覚的に飽きさせずに意味のある事に挑戦していて、絵だけでも感動してしまう。
  • 撮影禁止で、プラグラムに掲載されている裏切り者は常にいる。イギーが1枚占領していて笑った。そして、承太郎を後ろ姿で大きく描くとは、流石は男の生き様をずっと描いてきた荒木飛呂彦。わかってる。
  • どんな分野の人間でもそうだが、ある時期の才能に溺れず、調べて考えて挑んでいる人間の強さ。荒木飛呂彦は間違いなく、その1人であり、だからこそ、現在進行のジョジョリオンが最高傑作であり、老若男女が認める長寿作品になりえた。
  • 撮影可能だった絵は何を買えば揃えられるのだろうか?