- もはやベルセルクは漫画ではない。西洋の宗教や芸術を中心に、東西南北のそれらが統合された時に世界は天国なのか地獄なのか。そして、自分の作品は現在まで伝わる神話(宗教)に並べるのか、という挑戦である。
- 以上の事は、近年で荒木飛呂彦も挑戦している事。
- ヨーロッパ中心のグリフィスから逃げて救いを求めた地は桜が咲き乱れる小島。つまり日本。木花咲耶姫が登場。
- キャスカの描写など、弐瓶勉っぽい。
- 段取りとして必要ながら重複した要素を作中でも突っ込んでいる。つまり、ちゃんと作中の有無を自覚して描いている。
- 漫画として面白いか、全盛期よりも面白い、とは言わないが、作者のやる気があり、様式から逸脱してもはや読者には先がわからずに描かれ続けてるという点で、ベルセルクは今のほうが面白いとも言える。