2017年5月14日日曜日

「人形の国 - 弐瓶勉」を読んだ感想

  • いつもの弐瓶勉
  • 主人公が変化球。セウとメンザーブのAnotherのつもりか?
  • DOOM(PS4)をやってると、作品内の漢字の使い方に弐瓶勉を感じる。
  • 荒木飛呂彦のように、作品ごとの世界観ではなく、作家の抱く1つの世界観を変えずに、それでいて別の作品として仕上げている。
  • 面白いが、ダーク・アドベンチャ・ファンタジーは言い過ぎ。「渋い」「重い」「深い」など定義せずに意味を伴わず多用されていて腐敗した形骸が多すぎる。こういう無能編集は死ね。
  • 荒木飛呂彦や藤田和日郎は、今に至って10年後に残るかもしれない新たな代表作を現在連載中である。弐瓶勉も、いい歳した作家として、川原正敏みたいに老いて弱くならず、むしろ若年には出来ない「何を残すのか」という実行力を見せて欲しい。