2014年7月9日水曜日

【Dishonored】愛する女を殺した汚名を着せられ女の娘を守りながら裏切り者に 復讐する←これだけで5億点。



ありそうでなかったFPS。
CoDやBFはドラクエ、バイオショックはFF、本作はロマサガと認識してる。

愛する女、女王を殺した汚名を着せられ、女王の娘を守りながら、裏切り者と暗殺者に復讐するため、恐ろしい仮面の暗殺者となる。
これだけでご飯3杯いける。
Vフォー・ヴェンデッタとか。

とにかくCorvoが格好いい。
グラフィックの画質からTrailer詐欺とも言われているが、プレイに慣れると動画のCorvoの動きを脳内補完でき、本作はステルスだがヘタレプレイでもブリンクを中心とした停滞せずに動き続けられる、走るのが面白い。
Corvo自身は無口なのではなく、あくまで作品の都合で無口なだけだと思う。
会話の選択肢で口調から人柄を伺えたり、または決められたりするのが良い。
基本的にキャラを好かれようと作っていないので、地味ゆえに、ちょっとした演出が活きてくる。
エミリーの絵やジェサミンの隠し部屋は凄く良かった。
ピエロの覗きとか…w
ハイカオスでCorvoとエミリの関係を明確にしちゃったのが残念。
仮に設定でそうでも言及せずに終わってほしかった。
実は親子というのは駄目だ。
Corvoとエミリは無血縁で関係を築く根拠を持たぬままに意思で継続する関係こそ「愛」ではないのか。
ここはグリーン・ウッドの光流先輩とかうさぎドロップとか(うさドロは最後が酷いけど)。
グッドエンドよりバッドエンドのほうが設定がわかったり演出とか良い。
この辺は、ちゃんとユーザに損した感じにさせないような配慮になっている。
EDの内容と言うより、EDに至る演出が。

超能力が強すぎて難易度が無意味になってるが、これは自分で演出するゲームなのだと思う。
そこが合えば凄く面白い。
画質に関しては、半分は意図したものだろうが、それでも予算の都合でこうなってしまったのは否めない。
最速や合理攻略をするとあっさり終わってしまう。本作はそれほど長くない。
といっても初見ではそれなりにかかるけど。
ゲームを「映画みたい」評価もあるが、その点で本作は画質はあれだし地味だが映画のような作品だ。プレイ自体が演出。
アサクリが映画化されるらしいが、本作こそ映画化してほしい。あの出で立ちで格好いい回し蹴りとか見たい。もちろんエミリーはChloe Moretzで。
暗殺対象との会話、特にハイラムのはたまらんかった。
あるいは会話などせずに殺せるプレイヤの選択可能な自由度もあるし、殺さずに攻略も出来る。

大概のFPSに近接攻撃があるが、本作は演出がしっかりしている。
暗殺対象には専用演出があるし、雑魚にもそれっぽい動きで殺せるので格好いい。
近接攻撃がしっかりしてるからこそ、拳銃の攻撃力や飛距離も立ち、動きがまた格好いい。

1度のプレイで出来る事は限られている。しかし、いつでもセープとロードが出来るので、その点でも演出的な遊びや練習や実験もしやすくて良い。
NPCの会話内容がもっと多くランダム要素があったら良かった。
ルート次第で会話の内容が変わるし、攻略の合間でキャラを立てるちょっとした会話もあるので、地味だがちゃんとやってることはやってる。

【エミリー】
英語はChloe Moretz。日本語は名前を知らないが坂本真綾に似ている。Skyrimでも子供の声をやっていた。
日本語は基本的に女声が高い。カリスタとか英語版で聞くと暗くて、英語のほうが全体的に、より作品の暗さがある。
顔がきめえと言われるが、表情の動きはしっかりしてるので、話を進めるとわかってくるキャラの愛着とか、やればわかるが第一印象が良くないのもたしかだろう。
予算の問題なのか、あえて好かれるように作ってないのか、わからん。
チョークスリーパーと言わずに、ちゃんとチョークとスリーパーを区別して「チョークホールド」と言ってるのがわかってる萌え。

ハウンドピッツの秘密基地感。
本作は[攻略]→[合間]の繰り返しで、合間がハウンドピッツでNPCと会話したり、攻略には無意味だが装飾品が変わって何となく物語展開を感じられる。
放送内容が攻略結果によって変化してるのが良い。地味だし人によって気づかないが、気をつけてなくても得られる情報でありながら主張せず成り立っている感じ。
JSRFみたいに任意で幾つか分岐できたらもっと良かった。

ダウドのDLCはいまいち。
遊びの幅は増えてるが、説明過多で作品の雰囲気を悪くしたと思う。
プレイ前の紙芝居も無く、いきなりプレイ画面で何となく設定や物語を感じられたらそれで良かった。

サントラがitunesで発売されているが、未収録曲がある。
ハブロック戦とか。

イギリスがフランス題材のレ・ミゼラブルを作り、フランスがイギリスをもとにしたDishonoredを作ってる対比が面白い。

グラフィックが残念だったりマップが狭かったりNPCの会話が少なかったり、本作が満点かと言えばそうじゃないが、それでも、復讐、仮面、暗殺、殺陣などの要素と、説明されずに雰囲気で味わう世界観、挙動1つ行動で示す主人公の格好よさ、とにかく自分のツボだった。
自分は、本作ですっかりFPSへの抵抗が無くなり、1人称最高!までなったw
暗殺対象との対面や、Corvoに向けられたエミリーの絵。
ただ撃つだけじゃなく剣や無手など状況によって変わる玄人の攻撃演出。
無言であっても選択肢の言葉遣いやNPCの行動で察せる主人公の内面。
1人称故に出来る劇的な演出。
そしてゲーム以外の情報から自分と結びつけられる単純に格好いい仮面と出で立ち。
続編が作られE3で発表されると画像が流れていたが、結局それはガセだった。
グラフィックの密度をあげたPS4版を発売してほしい。
そして、続編を。