毎年恒例のニュース記事を見て思いついた事。
日本は災害大国である。10年に1回は大きな避難を要する何かが起きる。地方によっては毎年すら考えられる。
ところで、kutooという社会活動がある。個人的にこれには賛成の立場で、以前から考えていた事がある。
それが災害の避難や救助に対するあまりに無頓着な靴である。これは女というよりも、資本主義の大罪と言える。肝心なのは絶対的な消費量であり、消費後の長期的な損得を度外視した、動物の絶滅を量産する狩猟と同じ類。
そこで考えたのが踵税である。これは酒や煙草と似たようなもので、事後の有害を理解した上で利用するのは自由だが、未使用者への損害を考慮して増税するというもの。もっとも、酒や煙草の増税は全く異なる意図で実行されているのが問題なのだが。
避難や救助を阻害する要素の1つとして、踵の高い靴をあえて使う消費者、また使わせる企業に別途の税収を用意し、それを被災者の補助金などにあてる。
ただし、これ自体が実現しても汚職の恩恵になるという別問題も絶対に発生するし、靴の利用者は減らないだろう。それらを踏まえて、まず根本的に当事者以外に有害であるという事実を敷衍する必要があると考える。
以上を踏まえ従った上で、任意でそれらを利用するのは自由だ。決して断絶を目的としたものではないという事。あくまで無自覚なフレーミングの肯定をやめて、損得の両方を自覚した上で利用しようというだけの話。
自分は大真面目にこれを書いてるが、この設定でSF小説や虚構新聞のような記事にしたらどういうものになるのかも興味深い。