鯉のぼりの御利益 ふたりの師匠に導かれた芸道
彼の日記には日付と人名と食事しか書いていない。
しかし、それは貧乏時代に奢ってもらった食事。
路上で寝歩く人生を半ば自負もあり幸せと言い張るのもどうかと思うが、清貧は忘れてはならない思想だと思い知る。
貧乏生活から学び夜に不要な電灯を使わずに生活。
田舎の貧乏と都会の貧乏は違う。
前者は所有不明の物を取ったり盗んだり出来るし、風雨を凌げる場所さえ見つければ何とかなる・
後者は何をするにも金銭が必要で、当事者間の任意など無く路頭か犯罪か極端になる。