2019年10月4日金曜日

最近のプーチンの静けさについて - この世に楽園はなく、ままならない。

トランプ時代に入ってからのプーチンの静けさを自分は理解できていない。
ヴェトナム戦争ではないが北朝鮮を利用して代理的に動いてるのかと思ったが、ロシア国境警備隊、北朝鮮の密漁船に発砲 5人負傷のように本音どころか行動として衝突している。
なので、プーチンの国ロシアの「ざんねんな」正体を読んで自分にとって幾らか未知もあって面白かった。
  1. 8月の爆発は2013年にも失敗した角速度センサとロケット(原子力で長期間、空中待機する巡航ミサイル)の事故らしい。
  2. 近年、ロシアはハリウッド的な映画を量産して世界に売ろうとしている。
    1. 事情はどうあれ大予算なのは予告を見るとわかるが、あまりにハリウッドの踏襲で棲み分けが出来ずに、異国文化に興味がある身としては全く見たいと思わない。
    2. ヨーロッパが日本じゃなく欧州を舞台にした宮崎駿アニメに興味を持たない感覚に近い。
  3. 共産主義的な延長が「個人主義」となり公共物は自分の生活を良くするために悪用/流用するもの。
    1. 2014年に社会主義に長く晒されていると、ズルするようになるという実験結果という記事を読んで、平等を強く掲げる程に不平等を欲する現実に笑ってしまった事がある。
    2. この実験や記事自体には、資本主義/民主主義の優位を示すような意図があるように見えて、それには抵抗があるが。
  4. プーチンは騎手。馬が暴れだせば放り出される。
    1. これは中国やアフリカ諸国にも言える。
    2. 結局は根本的に武力国である以上は個人の強さ(若さ)に依存する。
  5. モスクワは美しく清潔になり、スマートフォンを活用した利便性は東京を上回る
    1. こういう事が自分のような素人かつロシアに行った事がない人間にはわからない。
  6. 24年にプーチン時代は終わる
    1. これは当人が公言しているが果たして実現するのかは不明。
    2. ただ、やる気の問題ではなく当人の疲れと国民の反発が壹致しているから、起こりえるという話。
  7. 支配構造が70年もたつと革命が起きる。
    1. 1917年のロシア革命
    2. 1991年のソ連崩壊
  8. ロシアに反日感情はない。
    1. それこそ世界的な帝国時代だった頃は野心もあっただろうが、実際問題として広すぎる国土の統制もままならないのに日本に構っていられないという現実があるのだろうか。
    2. 日露の民間は互いに交流があるし大きく対立もしていない。
    3. しかし、大きすぎる国土の統制と中国に対抗するために武力は捨てられない。
    4. 大国故に資源の幅はどうあれ経済的に大きくいられる。
例えば、中国なんかはもっと分散して小国の集合になれば良いとか個人的には考えているが、結局のところ大国は小国の恨みを買うが、その恨みに勝る利益をどれだけあげているのか。
プーチンの国家戦略 岐路に立つ「強国」ロシアにもロシアはブランドイメージ程の悪意や強靭さは無いと示されていた。
今ではアメリカすらまた中世的な分散と衝突が再発している。
この世に楽園はなく、ままならないものだ。