2019年10月17日木曜日

男女で給料に格差がある理由

「男性より低い賃金を受け入れてはいけない!」IMF専務理事が女性に訴え
この手の話には幾つか疑問があるが、今回これを見て特に考えたのは、男女の起業率ってどんなもんなんだろうか?
仮に、男女の能力が同じで、女が妊娠もせず男と同じ時間だけ働いてた場合ですら、男女で起業率が異なれば起業(自立/対立)を予防するために男の給料のほうが高い。
というのもありえる。
それなら格差ではなく資本主義的な合理。


そこで、軽く統計を探した。
#女性起業の現状と課題2011年3月 回答者618人(男性309人/女性309人)
これを見る限り、男女比2:1に近い。
  1. 女性起業家は9割が従業員を雇用せずに起業
  2. 女性の起業は比較的小規模な起業が多い
#女性の起業家はどれくらい?データからみる起業のホントの話2013年10月15日
2009年のこれでは8:2
それぞれに母数も対象も異なるが、増えてるのは間違いなさそう。

女が男に劣ってるわけではない

妊娠せずに男と同じ活動時間で優秀な女も幾らでもいる。
しかし、問題は、能力があって自立しても独立せず、開拓者/先導者になりたがらず、成功しても規模が小さいという傾向がある事実。
優劣ではない。
それぞれ選択の結果、経済効果が異なるのだから、男女による金額差があって当然。
逆に、日本では男より女の消費者が勝っているので、商品展開など女を優先する事だって幾らでもある(単身世帯のうち勤労者世帯の消費支出は女性が男性よりも多い)。
それ自体、提供者と消費者の利害が1致した結果であり、男女優劣ではない。

事実を認識せず原因を特定せず解決に寄与しない抵抗が目的の人達にも書いたが、必要なのは印象ではなく事実の認識と、不満の発露ではなく解決する行動。
我我人類が、個人で扱いきれない問題を解決するために数字を一般的にして6000年
我々が依存してる言葉の目的の1つは、近辺に発現していないが確実に存在する問題を解決するための理解を助ける数値化
問題は異なるが江崎道朗発言が全て
まず、誰かがやってくれているはずという思い込みから離れる。どうしたらいいか、自分で学び、考えていくことです。近道は、ありません。

Give me numbers

The West Wing "Two Cathedrals" - Give me numbers

男女に給料(所得)格差があるのは事実だろう。
しかし、それは半径1mの事柄を優先する女が望んだ結果である。
無論、格差の数字には起業に限らず、低層の単身母などもあり、それはそれで子供の教育を含めて国が対策すべき問題ではある。
しかし、男女格差=金額に限れば、不満があるのなら、自身の仕事に限らない、金額に影響するマクロな問題を認識して解決すべきであって、金額という結果に不満を抱くのではなく、金額を決定する原因の解決こそ、優秀な女がすべき事。

それこそ、そもそも男女というより貧富の差があるの前提で、月収10万円でも過剰な娯楽を求めなければ愉快に生きられる環境作りとか。
結局は、マクロな貧富格差と個人主義に帰結する。
優秀な男も女も、さっさとそれを解決してくれ。