老いた作家の無理した少年誌の乖離に違和感があって途中で読まなくなった。
しかし、最新14巻の表紙が、ここにきて色気テコいれの居直りがおかしくて、続きを購入して読んだ。
ここでは13巻の内容のみ書く。
代表作であり名作のうしおととらとの違い。
- 体内の異物
- 世の中にゃ心配されて死ぬホド怒る男が…いるんだぜ
デジタル処理の有益を踏まえた上で限界もわかってきたから。
しかし、それにしても現代の男の読者からすら嘲笑されそうな価値観を断言する潔さ。
【4巻の伏線】
もはやタコハセイイチの家族構成や、タコタつながりの伏線なんぞ忘れていた。
マコトが明らかになって確認したら、4巻の段階では意図して弟に見えるように描いていた。
本作はスティーブンキング的なSFと古典の情緒と混在を目指して描かれている。
しかし、時間の歪みをここまで明確に利用してくるとは予想していなかったので、素直にSF的にしっかり回収したのはおみごと。