2019年8月12日月曜日

The Book of Life メキシコを装飾じゃなく舞台とした素晴らしいアニメ


  • リメンバーミーが怠ってきた全てを踏まえてる。
  • スペイン,アメリカの影響。そして、人種的に無関係ながら土地として影響を無視出来ないマヤ(アステカ)にまで及んでるのには驚いた。
  • 人類は写真なんかよりもずっと古くから「魂」を見いだしてきた。
  • そのよりどころが、たかだか200年程度の写真ではなく、4000年以上前から存在する蝋燭。もっと言えば宇宙の存在と同時にあった火。
  • つまり、「魂」は写真を持たぬ人間以外にもあるし、人間もまた数ある一部に過ぎないという自覚。
  • 職業は文化の一部で職業の否定は文化の否定ではない。衝突は対立ではない。和解しても優先順位は違う。
  • ヒロインの美貌を嫉妬する女達の台詞「憎らしいほど自然なメイク!」
  • レゴムービーと同じ思想。
  • 主役は正しい。しかし、その主張が正しく同じ条件ならたとえ望まなくとも他者も正当である。
  • そして、個性とはある1つに特化する事ではない。
  • 必要な事はいくらでも学び何1つ怠ってはならない。
  • 子供にする話じゃないとか、メキシコ人やばすぎるとか客観的にセルフ突っ込み。
  • 主役の前に現れた神が、主役を讃えながら、人間の偉業とそこらの水たまりが神にとっては同等であると些細な描写で見せてる。
  • 女が「これだから男は」と馬鹿にする慣用句は英語でoh men typical
  • スペイン、アメリカ、マヤ(アステカ)ときて、最後は教会の鐘(キリスト教)の一部が自分たちの世界を守る。
  • 脳筋が可哀想。
  • 脳筋は間違いなく1つの才能で、親友と彼女を大切にしてるまともな人格なのに、時代と環境と女がその武力を利用しながら彼の幸福を許さない。
  • 盗賊が絶対悪にされて可哀想。
  • 歴史を軽んじ持たぬ者たちは伝統(神話)によって破れる。
  • それはわかるが、歴史を持てず女と生きられない原因は盗賊当人たちのせいなのだろうか。
  • ヒロインのMariaが素晴らしい。
  • 女の自立(フェミニズム)は、男に媚びる事でも敵対でもなく、男に好かれるのと矛盾しない。
  • これだけ男女とも文武両道であるべきと扱った作品でも、女が守られて救われる話になってしまうのは、男がやる以上どうしようもないのか。
  • マノロの冒険裏切りのサーカス並にミスリード。酷い邦題。
2014年から時差5年で今更見た結果。
ヒックとドラゴン同様に遅れた結果、日本ではBD未発売。
本当に申し訳ない。