2019年4月7日日曜日

双亡亭壊すべし 12巻 - 藤田和日郎の描く女の裸で思う事

10巻の絵が雑。
そして、仲間展開をするにしても、あまりに週間連載的な速度で乗り切れず買うのをやめていた。
気まぐれに11巻12巻を同時に購入。
恐らく終盤を前に、謎に女の裸祭り。
藤田和日郎の絵は古いながら、女の顔も体もまだまだ充分に見られると評価している。
しかし、今回は、読者人気のためというよりも、藤田和日郎が老いて興味が薄まる中で能力を維持するために、あえて書いたように見えた。
あるいは、今の漫画家に対する挑戦だろうか。
激戦の代償や、精神投影で終盤に女の裸をだすのはわかるが、ただ服を脱ぐというが馬鹿らしくて笑ってしまった。

晩年の作家、荒木飛呂彦や富野由悠季や、そして藤田和日郎に思うのは、もう戦闘はいらないんじゃないか。
ある些細な発見に対する主義主張と視覚的な演出さえちゃんと出来れば、スタンドやロボットなど不要。