- 序盤はアクションよりも話と設定を重んじた流れで、大衆娯楽ながら意味があるように見られて良かった。
- 最初のアクションから不安。映像としては格好いいが、ジャングルがセット丸だしで、暗くて見づらく、ブラパンが無駄に童貞キャラに。その童貞萌えはキャップでやっただろ。
- 動きが約束組み手。
- 1カット長くてもアクションは合成ありき
- 後半は派手だけども無意味なアクション
- 儀式の場所がCGとプール丸だし。
- ワカンダよ永遠に、Wakanda Forever なぜ英語?
- どうでもいいやりとりに現地語をつかって、物語や設定で大事な言葉に現地語を使わず英語。
- 見せ場で故郷をながめ「美しい」という大事な場面でCG背景。英語とCG背景とテンプレだけの音楽、根本的にアフリカなんざ興味ないくせに、富める一部のアフリカ人がアフリカ系アメリカ人を救わないのを、アメリカがアフリカを責めてるようにしか見えなかった。
- 未だにインフラが乱れ虐殺も日常的な独裁国も存在するアフリカの小国に、かつてのイギリスやアメリカのような世界的な支配と配慮を求めてる身勝手さ。
- そもそも、アフリカ系アメリカ人とアフリカ人の抱える問題は別である。それを肌の色だけで責任とれとかふざけてんのか。
- アフリカ系アメリカ人はこれで納得するのだろうか?
- そして、アフリカ人はこれを見てどう思ったのだろうか?
- どちらでも無い自分には、慇懃無礼というかほめ殺しというか、アフリカ的な装飾を徹底しながらアフリカを責めて食いつぶしてるようにしか見えず、ホワイトウォッシュよりもタチが悪い資本主義的な差別と侵略のように感じた。
- 作中の民族合唱と音楽が交差する演出は素晴らしかった。
- しかし、音質的にデシデシバサラほどに迫力のある音にはなっていなかった。
- Martin Freemanはイギリス(イングランド)人だが、なぜ彼をアメリカンと言ったのか。黒人からしたら同じだぜっって事なのか、それとも役者は無視して配役の設定だけでゴリ押したのか。もはや人種を問わない自虐ギャグのつもりだったのか。イギリスがアフリカにした事と、アメリカがアフリカ系アメリカ人にした事は別で、そういう事は完全無視?
- 妹かわいい
- ホビットじゃなくファルコンをゲストにして、アフリカ系アメリカ人とアフリカ人の対比を描いたほうが、誠実かつ教育的で面白かったのではないか?
バットマン枠を奪おうとしてザックスナイダーの枠を奪ってどうする。
信者でも酷いと思ってるダークナイトライジングすら、本作に比べれば、少なくとも音響や映像では見る価値があるし、今でも評価できる。
本作を見て、ナイロビの蜂、ダークナイト、シビル・ウォーを見返したくなった。