【パッション】を見た感想
- 欧米にとって借り物の宗教。
- そもそも人種も場所も違う事柄を2000年も有り難がるのはおかしくないか?
- 当時の出来事が、今の欧米にとってどれだけ通じて意味のあることなのか?
- 結局はユダヤとイスラムへの対抗手段としてキリスト教があるだけ。逆に、キリスト教は、それより古い宗教と新しい宗教によって担保されているからこそ、強い。
- そもそも神ではなく、神に対する人を持ち上げるのが宗教か?
- 思ったほどグロく無く、その点では安心して見られた。
- 寓話を寓話のままに演出してるので、その点で馬鹿らしくも見える。
- 例えば、倒れたイエスに駆け寄るマリア。あれこそ普遍的で宗教を問わないが、死後の天変地異など映像としてしょぼく、意味と映像が乖離してる。
- 「知らぬ3度」とか、逸話を知っていたらわかることの答え合わせまであるのが、くどい。
- 宗教とはそもそも土着宗教ではないか。住んだ場所と血族によって成り立つもので、土地の移動が容易な普遍宗教を果たして宗教と読んで良いのか。
- 音楽がいらない。1カットも短く近年の演出なので、どうにも深刻さが薄い。これがもっと古い映画と認識されてる頃には、より深刻に見えるのかも知れない。