Steve McNivenを知らなかったが、本作は1冊丸丸Steve McNivenが絵を描いているので、1話ごとに絵が変わって読みづらいアメコミあるあるには陥らないし、絵柄もしっかりしてる。
見開きの背景だけが平坦に感じられて残念だった。
絵柄というより塗りの問題だが。
ローガンは相変わらずのウルヴァリンで格好いいのに。
ここ完全にダークナイト リターンズ。
というか本作のキャップは完全にTDKRのバッツw
作品の設定というか主題もウォッチメンだし、意図的な個別作品からの継続というよりも、80年代の代表作が、もはや個性ではなく様式(前提)であるということなのか。
映画ですら主要人物30代以上が中心と、日本からしたらおっさんおばさん主役なのに、漫画だと更に見た目の年齢があがっている。
読者の年齢層なのか、日本のロリショタ同様の至上主義なのか、年齢と絵柄の乖離なのか。
漫画は一般性よりもひねた要素が強いからか、結局は組織や国など属性に落ち着く。
映画は商売上、特定の属性を否定できないので現在の過剰な多様性礼賛として個人に落ち着いている。
娯楽作品としてはともかく、考え方としてはアイアンマン側が日本的のように思う。
映画では散散なThe Fantastic Fourも本作では、特にスーザンが実においしい。
女キャラは基本的に20半ば顔。
映画だと、最後の手紙はCAが鉄男に向けてるが、漫画だとFFの夫婦、スーザンに向けた内容。