震災ゴジラ! 戦後は破局へと回帰する
中野剛志との対談で知った。
日本人は人的被害や過失を自ら改めず自然災害による破算を望んでる。
国民の安直な改革は基本的に損害であり、既存を理解して調整するしかない。
現代人のAll or Nothing 潔癖症の問題。
目次に都々目紅一の名前があって笑った。
戦後の虚しい活動は押井守の主題であるが、ゴジラや宮崎駿や深作欣二や大島渚などに比べて商業的に敗北してる彼を平等に扱ってるのは素晴らしく、だからこそ一般書の売り上げ的には限界があると感じた。特に、ケルベロスを取り上げてるというのが。