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2021年2月15日月曜日

絶対音感と言語野

絶対音感は言語野と密接である。

……という実験結果がある。

仮に言語野と密接なら、相対音感者が歌詞を知ってる愛着ある曲に限り絶対音感的に調や音程を断定が可能、なんて事があるのだろうか?

歌詞とは言葉を言葉以外の要素に応用したもので、歌とは音楽以外の要素を音楽に応用したもので、いずれも組み合わせで記憶に残りやすい技術だが、歌自体と絶対音感は原理的には同じという事か。

絶対音感は、ある年齢から取得は不可能と言われているが、あるいは言語の応用で相当な応用がきくのではなかろうか?

2020年10月4日日曜日

武満徹の絶対音感

1998年に発売され2002年に文庫になった最相葉月絶対音感

日本における絶対音感の扱いと、当事者のインタビュウをまとめたもの。

個人的に面白かったのが武満徹の絶対音感に関する話。

NHK交響楽団の首席オーボエである茂木大輔は、絶対音感を持たず、実音を聞かずに楽譜を見ただけでは和音を脳内再生できないと告白している。若い頃はジャズピオアノをやっていたが演奏前の段階で苦労したそうだ。

そこで彼が同じ苦労をした人物として武満徹を挙げた。武満徹もピアノを使わずに和音を楽譜だけで脳内再生できずに苦労していたらしい。つまり、絶対音感は持っていなかったようだ。