それは小冊子に記載されている演奏者やミキサーエンジニアの名前。
欧米ではデジタル配信でもそれら情報が仮想の冊子に含まれていたり、単純に概要説明に権利的な問題も含めて明文化されている事があるが、日本でのデジタル配信、宣伝用の動画でそこまで記載されてる事は少ない。
音楽とは、作曲と編曲と演奏(歌手)だけで成り立っているのではない。特に消費者が電子機器で聞く以上、現代ではライヴでもマイクとスピーカーを通す以上、それら機材や場所や操作や管理する技術者が絶対に関係している。それらを作曲と編曲と演奏と等しく扱ってるかどうかで、その商品(企画)の姿勢が伺える。
軽く聞く音楽は不可逆圧縮音源で充分である。これに異論は全く無い。しかし、商品の功罪、それこそ感動した商品から学ぼうという消費者にむけて必要な情報を全く提供しない商品には疑問がある。そして、自分はその有無によって次に買う買わぬを決めている。消費者としては少数派だろうが、鈍感は無視すれば良いだけの敏感な要素の管理は両立可能。それこそデジタルデータは文字入力すれば良いだけで特別なコストは基本的にかからない。それを横着する企画(商品)と提供者には考えを改めてほしい。