芸術家と商業家
芸術家
- 自己満足
- 採算度外視
- 寡作
商業家
- 需要ありき
- 多作
要点
- とにかく作曲を続ける
- 生涯に1か2の名作は誰でも作れる
- 1流とは平均超過を常に発揮する事
- 手っ取り早い麻薬
- 意図して規則的に淡々と過ごす
- 日常の無意識な行動中に閃く
- 最後は直感
- 論理が決め手ならば、それは誰でも出来るという事
- 質より量
- あざとく下世話でも堂々とやりきる
- コップを見て花瓶と言えるか
- 底辺のレヴェルを向上させる
- 多作の骨は様式
- 理論が肥大すると、実質が痩せる
- 開拓者と提供者の違い
- 伝統楽器は普遍性に欠ける
- 中国の伝統という名の変革を褒めているが、この厄介な国、中国や中国・韓国が死んでも隠したい 本当は正しかった日本の戦争や三星堆・中国古代文明の謎 史実としての『山海経』を読むと、支配が民族的に連続せずに、当代のために壊しているに過ぎない、という事に気づくと、日本の継続性は大国への反動とも言え、順序が逆なのではないかとも思う。ただし、久石譲の論旨は、あくまで日本の弱点を他国の強みと比較する事にあって、中国は変数に過ぎず、彼の中国観を批判する事は無意味。
- 祝日を全廃。土日は絶対に休む。開拓の連続を要約したのが様式であり、様式こそを正解とするのは間違い。
- 自由のための規則性や、思い込む前の知識としての好奇心など、荒木飛呂彦の漫画術にも通じるものがある。
- 3管編成を10日で11曲(ハウルの動く城)
論理的な作家
論理と直感
【論理的】 | と | 【直感的】 |
9 | : | 1 |
時間への依存度【論理性】
【弱い】 | - | - | 【強い】 |
画像 | 映像 | 言葉 | 音楽 |
- ※写真と絵画も画像にあたる
- ※文字は、言葉と画像の両面がある
個人的には、だからといって、楽譜を読み書けなくても良い、という怠慢は許されないと思う。
大概の人類は会話が出来る。
しかし、文字を読み書けるかどうかで、色色な格差が生じる。
楽譜とは文字に等しいので、5分の曲を聞かずに5分未満で把握する、という点で楽譜を読み書けなくてはならない。
映像は、仮に静止しても静止画として一部を提供できるが、音楽は停止や再生速度で変質、または無になってしまう。
これを初見や編集への課題として、人類が取り組むべき問題の1つだと思う。
音楽は映像にくらべて、保存という点であまりに脆弱。
時間、運動に依存しているから、呼吸と同じで止めたら死んでしまう。
楽譜は優れた伝達方法ではあるけれど、あくまで伝達であり保存ではない。実は、音楽こそ長期の物質保存媒体を渇望している。
音楽は、基本的に可逆圧縮で保存されているけれど、録音時のサンプリングレートとビットレートに依存している、という点で録音自体が不可逆であるとも言える。
商売上ハイレゾが1曲100円程度にならないのはしょうがないけど、消費者と文化保存という点で言えば、消費者の保存媒体にあわせて音質を選べるが、音質による価格差は無い、というのが理想的。